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固化処理工法による単杭の地震時水平抵抗の増大効果
港湾空港技術研究所 資料 1048
2003年06月
地盤・構造部 地盤改良研究室
宮島正悟、北詰昌樹、飯田清
兵庫県南部地震においては、鋼管杭式桟橋を含む神戸港の港湾構造物に大きな被害を受けた。鋼管杭式桟橋は、海底地盤中に打設された複数の鋼管杭とこれに支持されたコンクリート上部工よりなる複合構造物で、重力式岸壁などと比較して構造重量の軽減が図れ、従来耐震性に優れてい...
SCP改良地盤の動的応答特性に関する一考察
港湾空港技術研究所 資料 1047
2003年06月
地盤・構造部 構造振動研究室
菅野高弘、北詰昌樹、中山義紀、河又洋介、大林淳、西田直人、石丸一宏
サンドコンパクションパイル(SCP)工法は、軟弱地盤の支持力増加・沈下抑制等を目的とした地盤改良工法であり、地盤の静的な安定機構に関する研究が精力的に実施されてきた。一方、地震時のSCP改良地盤の動的な特性に関しては、余り明らかにされていないのが現状である。...
NOWT-PARIによる多方向波の計算精度の検証と効率的な計算手法の開発
港湾空港技術研究所 資料 1046
2003年06月
海洋・水工部 波浪研究室
平山克也
多様化する港湾設計の実務に対応するために、波の非線形性と分散性を考慮できるブシネスク方程式と各種の境界処理法を用いて、現実の港内外で生じるさまざまな波浪変形を同時に、かつ高精度に算定できるブシネスクモデル(NOWT-PARI)が開発されている。 NOWT...
無処理木材および木粉プラスチック複合材の海洋環境での耐久性試験
港湾空港技術研究所 資料 1045
2003年03月
地盤・構造部 主任研究官
山田昌郎
木質材料の種類と暴露環境を実験要因とする耐久性試験を実施した。試験体種類はスギ、コウヤマキ、クリ、サイプレス、廃木粉廃プラスチック複合リサイクル材とした。暴露環境は、淡水中、飛沫帯、干満帯、海水中とした。2年間定期的に試験体を観察し、目視劣化度を判定し、質量・...
鉄筋とコンクリート間の付着性能に及ぼす鉄筋腐食の影響
港湾空港技術研究所 資料 1044
2003年03月
地盤・構造部 構造強度研究室
加藤絵万、岩波光保、横田弘、伊藤始、佐藤文則
海洋環境下に構築される鉄筋コンクリート構造物において最も重大かつ重要な劣化原因は、コンクリート中の鉄筋腐食である。コンクリート中の鉄筋において腐食が開始すると、腐食生成物の膨張によりコンクリートにひび割れが生じ、やがてかぶりコンクリートの剥落にまで至る。この...
台風時における港内係留船舶の係留限界条件についての簡易予測手法に関する研究
港湾空港技術研究所 資料 1043
2003年03月
地盤・構造部 海洋構造研究室
白石悟、永井紀彦、笹健児、久保雅義
本研究では台風に起因した波浪の伝播状況を対象とした係留限界の予測モデルの開発を行った。このモデルは簡易手法として非常に少ないデータ入力で計算可能という特長を持たせている。モデルは2段階から構成され、まずカルマンフィルターを用いて台風パラメーターを逐次予測を行い...
性能設計の高潮対策施設への適用に関する基本的な考え方
港湾空港技術研究所 資料 1042
2003年03月
統括研究官 総括研究官
高橋重雄、富田孝史、河合弘泰
種々の土木施設の建設にあたっては、市民への説明責任が重要となっている。特に高潮対策施設などの市民に身近な防災施設については、その防災性能を具体的に理解していただくことは重要である。性能設計は、性能照査型設計ともいわれ、具体的に性能を示す設計法であり、説明責任...
全国港湾海洋波浪観測年報(NOWPHAS 2001)
港湾空港技術研究所 資料 1041
2003年03月
海洋・水工部 海象情報研究室
永井紀彦、小川英明
1970年以来、国土交通省(運輸省)港湾局では関係機関による相互協力の下に、全国港湾海洋波浪情報網(NOWPHAS:Nationwide Ocean Wave infomation network for Ports and HArbourS)を構築し、日本...
コンクリート中鉄筋の電気化学的計測に影響を及ぼす要因に関する実験的考察
港湾空港技術研究所 資料 1040
2003年03月
地盤・構造部 材料研究室
浜田秀則、山路徹、Tarek U.M.、平崎敏史、小牟禮建一
コンクリート中鉄筋の腐食に関する性状を電気化学的に把握する際に用いられる計測が電気化学的計測である。実験の一環として実験室的に用いられる場合と、実構造物の調査の一環として現場で計測される場合とがある。電気化学的計測として、a)自然電極電位、b)分極抵抗、C)...
軟弱粘性土地盤着底式くし形構造物の横抵抗特性に関する研究
港湾空港技術研究所 資料 1039
2003年03月
地盤・構造部 基礎工研究室
菊池喜昭
軟弱粘性土が厚く堆積している地盤上に重力式の防波堤や岸壁を建設する場合には、基礎の安定のために地盤改良が必要となる。特に、比較的波浪が小さい条件下では、地盤改良に費やす費用の比率が極めて高くなる。そこで、地盤改良を必要としない、経済的な新しいタイプの防波堤構...
固化処理をした石炭灰のせん断強度特性とその長期安定性
港湾空港技術研究所 資料 1038
2003年03月
地盤・構造部 基礎工研究室
菊池喜昭、木村淳治、水上純一、小椋卓実
セメントを混合させることにより固化処理をした石炭灰を港湾工事で用いる際にために、その力学的特性と長期的な安定性を明らかにする必要がある。本研究では、固化処理をした石炭灰のせん断強度特性のばらつきとこの材料の長期的特性に及ぼす海水とCO2の影響について検討し、以...