材料研究グループ

はじめに

Materials Group

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鋼材はコンクリートと並び港湾構造物の主要な構造材料であり、1960年代後半から大量に使用されるようになりました。しかし、鋼材はさびるという弱点があり、長期間無防食の状態にしておくと施設の耐久性を損なって安全性や機能の低下をもたらし、最終的には施設の破壊をもたらす場合もあります。特に、海洋環境は腐食に対して非常に厳しい場所です。海洋環境に置かれた鋼構造物を健全な状態で長期にわたり維持していくには十分な防食を行うことが必要となります。

そこで、本研究グループでは長期にわたり防食効果が期待できる最適な防食工法を検討することを目的として、海洋環境下に位置する実鋼構造物の鋼管杭に各種防食工法を適用して現地試験を実施しております。現地試験は1984年に開始し、本年で20年目を迎えます。
当ホームページは、本研究グループの活動内容を広く知っていただくため、現地試験の概要について説明しています。

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