メタロボティクス研究グループでは、海中や海上での各種作業について省力化、労働力不足、安全性の向上等の観点から、それらの無人化や自動化とその関連技術の研究開発に取り組んでいます。インフラ点検用のROVやAUVとその関連技術に関する研究開発はその代表的な例となります。
また、私たちはそのようなロボット単体にとどまらず、IoT化が進む施設や環境がその付帯設備であるロボット等と積極的にコミュニケーションを取りながらこれらと協働するシステム全体についても、新たに研究対象とすることとしました。このような、ロボットを含むシステム全体が知的に振る舞い、目標の機能や効果を実現しようとする高次なシステムを取り扱うことを、私たちは「メタロボティクス」と呼ぶこととしています。
受賞対象: 田中敏成 "GPS波浪計の係留装置点検システムの開発-水槽試験と調査に基づく実機構成の決定- "、海洋理工学会誌、Vol.16、No.1、pp.1-10、2010。
受賞対象: 田中敏成、 "防水モジュール構造を採用した汀線測量ロボットの設計事例"、日本設計工学会誌「設計工学」、第16巻、3号、pp.130-137、2008。