沿岸水工研究領域 波浪研究グループ

過去の実績 平成24年度(ブシネスク勉強会の見送りについて)

Wave Group

平成24年度ブシネスク勉強会の見送りについて

 平成13年12月の講習会を経て、平成14年度より毎年1回のペースで開催してまいりましたブシネスク勉強会は、昨年度には第10回開催(平成24年1月)の節目を迎えました。
 例年であれば、本年度の開催案内と研究発表の募集をさせていただく時期ではございますが、下記の理由により、本年度の開催は見送らせていただく旨、お知らせいたします。なお、次年度以降の開催につきましては、概要が決まり次第、ホームページならびに配信メールにてお知らせする予定です。
 すでにご参加をご予定いただいていた方にはご迷惑をお掛けすることとなり大変申し訳ございませんが、ご理解ならびにご協力のほどを、何卒よろしくお願い申し上げます。

<本年度のブシネスク勉強会開催を見送る理由について>


○勉強会ホームページを活用したプログラム公開や情報の共有化の開始
 ブシネスク勉強会ホームページの運用を本年1月から開始し、勉強会メンバーの方々に周知させていただいているログインIDおよびパスワードにて、これまで毎年の勉強会で配布させていただいておりましたNOWT-PARIプログラムの最新バージョンやその説明書、サンプルデータを入手することが可能になりました。また、勉強会メンバーへの新規登録は、同ホームページ上にある登録申請書にて行っていただくことができます。さらに、NOWT-PARIプログラムをご試用いただいたご感想や勉強会へのご意見などは、専用メールアドレスにて随時承っております。
 このように、毎年開催する勉強会の役割の一部は、利便性をより向上させた形で、勉強会ホームページが担えるような体制が整ったものと考えています。今後は、引き続き皆様のご協力を賜りながら、情報共有の場としての機能をより充実させてまいりたいと存じます。

ブシネスク勉強会ホームページ: http://www.pari.go.jp/unit/haro/bsnsq/


専用メールアドレス:nowtpari_staff@ipc.pari.go.jp


※上記アドレスは廃止となりました。令和2年度以降は以下のアドレスにご連絡ください。


専用メールアドレス:nowtpari_staff@p.mpat.go.jp

  

○ブシネスク勉強会における事例研究の十分な蓄積
 毎年開催する勉強会の主たる役割は、NOWT-PARIプログラムをそれぞれの実務の場で広くご活用いただき、そこで得られた成果や課題などを勉強会メンバー間で共有するための事例研究を数多く蓄積するとともに、これらの知見を今後のプログラム開発・改良に役立てることと捉えてまいりました。
 おかげさまで過去10回の勉強会を通じ、実際の港湾・海岸におけるさまざまな波浪変形問題(港内静穏度、長周期波、河口部での波の増幅、航跡波、リーフ地形での波や流れ、構造物の滑動、など)への適用例をご披露いただき、計算条件の設定方法から計算結果の精度検証に至るまで、NOWT-PARIプログラムを実務に活用するためのさまざまな知見が得られました。
 一方、この間には、プログラムコードのバグ修正に始まり、計算結果出力の精緻化・汎用化や沖の造波境界の高度化に至るまで、NOWT-PARIプログラムの改良・更新にも随時取り組んでまいりました。ここ数年見られる事例研究の減少傾向は、少なくとも開発時に想定した適用範囲では、現在のNOWT-PARIプログラムが完成形にかなり近づいたことを示しているとも考えられます。もちろん、事例研究成果のご披露は今後も随時受け付けておりますので、ご予定などがございましたら事務局までご連絡を賜れますよう、お願い申し上げます。