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環境データバンクの処理システムに関する考察
港湾空港技術研究所 資料 0293
1978年06月
設計基準部 計算室
河内隆秀、佐々木芳寛
環境データバンクシステムに対する期待はデータ収集の時代から統合編集、利用の時代へと変化した。本論では港湾事業に伴なう環境アセスメントに資するため、環境データバンクシステムおよび関連する問題が議論される。それらは以下の通りである。 1)環境データバンクの開発 ...
噴流式ゴミ回収装置の実船試験
港湾空港技術研究所 資料 0292
1978年06月
機材部 作業船研究室
石塚浩次、岩崎峯夫、中島忠男、大友健
噴流式ゴミ回収装置は、溝形導水路、溝形導水路内部に噴射する複数ノズル、塵芥コンテナーおよびポンプにより構成される。また、清掃船に装備された噴流式ゴミ回収装置は、清掃船の停止状態において溝形導水路内に吸込み水流を発生させ、清掃船前方水域からの浮遊ゴミの回収を行...
鋼製護岸の水平パイプ部材群に作用する土荷重の算定
港湾空港技術研究所 資料 0291
1978年06月
土質部 基礎工研究室
高橋邦夫、沢口正俊
鋼製護岸の部材の一つとして中詰砂中に水平方向に並べられた複数のパイプ材が受ける土荷重を算定する方法について検討した。一つの方法として、中詰砂を連続弾性体と仮定した有限要素解析を行った。また暗きょのような土中の埋設管に作用する土荷重の算定方法であるMarston...
波による海浜流の数値計算の一例
港湾空港技術研究所 資料 0290
1978年03月
次長
佐藤昭二、永井紀彦、小笹博昭
海浜流は漂砂現象や拡散現象の重要な要因であるが、これを十分な精度で計算するプログラムはまだ確立されていない。この論文は、港湾技術研究所の保有するADI法による潮流計算プログラムに、ラディエーションストレスの項や波による水粒子運動に伴う海底摩擦の項を加えて、海...
那覇港泊埠頭、那覇港那覇埠頭および直江津港西埠頭における腐食調査
港湾空港技術研究所 資料 0289
1978年03月
構造部 主任研究官
善一章、阿部正美
那覇港の鋼矢板、直江津港の鋼管杭について腐食調査を行った。調査は破壊調査と観察で、引抜鋼矢板と引抜鋼管杭についての平均腐食速度(mm/yr、両面)は次の通りである。...
徳島海岸における潮流および汚染拡散の数値計算
港湾空港技術研究所 資料 0309
1978年03月
海洋水理部 海水浄化研究室
堀江毅、村上和男、亀山豊
本計算は、徳島空港の拡張、ならびに吉野川河口の沖の洲地区の埋立、小松島金磯地区の埋立による地形変化に伴う周辺海域の流況変化、および汚染物質(COD)の拡散パターンの変化を数値シミュレーションによって予測したものである。 徳島空港の拡張規模が長さ600m、幅4...
折り返し回折計算プログラムの開発
港湾空港技術研究所 資料 0288
1978年03月
設計基準部 システム研究室
奥山育英、寺内潔、吉田行秀、中辻隆
港内静穏度を求めるために、水理模型実験、波の解析の理論式による計算、さらにそれの図式解法が用いられるが、本資料は、そのうちの折り返し回折計算図法を、図面によらずに計算機で計算できるようにした折り返し回折計算プログラムの概要説明書である。このプログラムは、波浪...
港湾地域強震観測年報(1976・1977)
港湾空港技術研究所 資料 0287
1978年03月
構造部 耐震構造研究室
倉田栄一、井合進、土田肇
この強震観測年報は、港湾地域強震観測により1976年および1977年に得られた記録を報告するものである。年報は本文および観測結果から成り、観測結果は、強震観測表、記録波形、ディジタル記録、速度および変位波形、応答スペクトル等からなる。対象期間中に得られた記録...
強震記録の数字化と補正
港湾空港技術研究所 資料 0286
1978年03月
構造部 耐震構造研究室
井合進、倉田栄一、土田肇
港湾地域強震観測では、SMAC-B2強震計およびERS強震計を用いて、地震動の加速度を記録している。最大加速度が50gal以上の記録は、0.01秒間隔で振幅を続取り数値で表わした数字化記録として、港湾地域強震観測年報に収録されている。近年、これら数字化記録の活...
広島湾,瀬戸内海西部および北九州沿岸地域の大地震時における地盤加速度
港湾空港技術研究所 資料 0285
1978年03月
構造部 地震防災研究室
上部達生、野田節男、千葉忠樹
広島湾、瀬戸内海西部及び北九州沿岸地域における地震防災対策の基礎資料として、大地震時における各地点の地表での最大加速度を重複反射理論による地盤応答計算より求めた。広島湾沿岸地域で1686年の地震を想定した場合、各地の地表での最大加速度は200~500gal、芸...
濁度測定における粒径の影響について
港湾空港技術研究所 資料 0284
1978年03月
機材部 特殊作業船開発室
宮崎昭児、早乙女保二、増田勝人
汚濁調査に欠かせない計器の一つに濁度計があり、光学式のものが広く用いられている。しかし、測定方式が種々様々で測定値の不一致という問題に悩まされることが少なくない。本報告では、三種類の測定方式の濁度計を用いて濁度測定を行ない、それに及ぼす粒径の影響を検討した。...
沖縄周辺の波浪特性について
港湾空港技術研究所 資料 0283
1978年03月
水工部 海象観測研究室
高橋智晴、広瀬宗一、佐々木徹也
本稿は沖縄周辺においても磯崎・宇治のモデルに基づくスペクトル法を用いて波浪推算を実施し、この結果を沖縄における波高の実測値のそれぞれについて確率波を算定して設計波高を評価するための基礎資料を提供した。 昭和49年と50年に沖縄に何らかの影響を与えたと思われる...
波浪に関する拠点観測年報(昭和51年)
港湾空港技術研究所 資料 0282
1978年03月
水工部 海象観測研究室
高橋智晴、佐々木徹也、広瀬宗一
“波浪に関する拠点観測実施要綱”(昭和43年10月運輸省港湾局策定、昭和50年3月より第二次実施要綱に改訂)にもとづき、各港湾建設局拠点観測指定港における記録方式をディジタル化し、港湾技術研究所はこれら取得観測データの集中処理を確立した。昭和45年度より経常...
来島海峡のコノ瀬撤去に伴なう北流時の流況変化について
港湾空港技術研究所 資料 0281
1978年03月
海洋水理部 水理研究室
木村久雄、高松恭文、佐藤昭二
来島海峡はわが国で有数の難水路である。このため、航路の抜本的改良を図ることが計画されている。その手始めとしてコノ瀬の凸部-19mまでの撤去工事が実施されようとしている。 コノ瀬撤去に伴なう周辺水域の潮流変化については、水理実験により南流時の状況はすでに研究ず...
海底着座型長尺サンプル採取装置(MAS-76)の開発について
港湾空港技術研究所 資料 0306
1978年03月
土質部 土質調査研究室
松本一明、堀江宏保、小川富美子、小林茂雄
大水深における海洋構造物の設計や建設に当って基礎地盤の土質に関する正確な情報が必要である。筆者らはさきに、マリンオートサンプラー(MAS-73)の開発について報告した。検証実験の結果、シンウォールサンプリングとしてよい結果を得たが、この方式では地層を連続して...
混成式防波堤の最適設計
港湾空港技術研究所 資料 0301
1978年03月
設計基準部 自動設計研究室
山本修司、塩沢俊彦
混成式防波堤の基本設計において、工費の検討は安定計算と同様重要な要素である。とくにマウンド高とケーソン堤体幅は工費を決定する主要な要素である。これらについては、従来よりトライアルもしくは経験によって決定してきたが、非常に手間のかかる作業である。本報告は建設費最...