全国港湾海洋波浪観測年報(NOWPHAS 2015)

発行年月 2017年6月 港湾空港技術研究所 資料 1333
執筆者 川口浩二、櫻庭敏、藤木峻、田村仁
所属 海洋情報・津波研究領域 海象情報研究グループ
要旨 国土交通省(2000年12月以前は運輸省)港湾局は1970年以来,関係機関との相互協力の下,全国港湾海洋波浪情報網(NOWPHAS:Nationwide Ocean Wave information network for Ports and HArbourS)を構築し,全国沿岸の波浪の観測・集中処理・解析を実施してきた.その中で港湾空港技術研究所は集中処理・解析を担当している.本資料は,1970年から刊行してきた波浪観測年報の2015年版であり,全78観測地点の内,下線で示す通年欠測の4地点を除く計74地点を掲載している.なお,*印を付したGPS波浪計は2014年版から1地点増えて全18地点である.
日本海沿岸海域:留萌,石狩新港,瀬棚,青森,深浦,秋田,酒田,新潟沖,直江津,富山,伏木富山,輪島,金沢,福井,敦賀,柴山,柴山(港内),鳥取,境港,浜田,藍島,玄界灘,青森西岸沖*,秋田県沖*,山形県沖*
東シナ海沿岸海域:伊王島,熊本,名瀬,那覇
オホーツク海沿岸海域:紋別(南)
太平洋沿岸海域:釧路,十勝,苫小牧,むつ小川原,八戸,久慈,釜石,宮古,石巻,仙台新港,相馬,小名浜,常陸那珂,鹿島,第二海堡,アシカ島,下田,清水,御前崎,伊勢湾,潮岬,神戸,小松島,室津,高知,上川口,苅田,細島,志布志湾,鹿児島,中城湾,平良沖,石垣沖,青森東岸沖*,岩手北部沖*,岩手中部沖*,岩手南部沖*,宮城北部沖*,宮城中部沖*,福島県沖*,静岡御前崎沖*,伊勢湾口沖*,三重尾鷲沖*,和歌山南西沖*,徳島海陽沖*,高知室戸岬沖*,高知西部沖*,宮崎日向沖*
通年欠測を除くこれらの地点のうち,74地点で周期帯表示によるスペクトルの出現統計解析,68地点で連続観測による波浪観測統計を実施した.本2015年報から登場した高知室戸岬沖も含め2015年に既往最大有義波を更新した地点は,以下の沿岸波浪計6地点(留萌は日本海低気圧,潮岬および小松島は台風1511号,熊本,苅田および鹿児島は台風1515号による)と,GPS波浪計3地点(青森西岸沖は冬型気圧配置,それ以外は台風1511号による)の計9地点である.
留萌:H1/3=8.82m,T1/3=12.6s,10月2日12時 0分(波浪観測年報掲載は1970年以降)
熊本:H1/3=1.55m,T1/3=4.4s,8月25日6時(波浪観測年報掲載は2006年以降)
潮岬:H1/3=11.51m, T1/3=13.7s,7月16日20時 0分(波浪観測年報掲載は1970年以降)
小松島:H1/3=5.71m, T1/3=10.4s,7月16日23時 0分(波浪観測年報掲載は1996年以降)
苅田:H1/3=3.78m,T1/3=5.9s,8月25日7時 0分(波浪観測年報掲載は1991年以降)
鹿児島:H1/3=5.25m,T1/3=7.0s,8月25日3時 0分(波浪観測年報掲載は1990年以降)
青森西岸沖:H1/3=9.67m,T1/3=12.2s,3月11日10時 0分(波浪観測年報掲載は2011年以降)
和歌山南西沖:H1/3=11.15m,T1/3=13.3s,7月16日23時20分(波浪観測年報掲載は2009年以降)
高知室戸岬沖:H1/3=10.24m,T1/3=13.1s,7月16日17時 0分(波浪観測年報掲載は2015年から)

キーワード:全国港湾海洋波浪情報網(ナウファス),波浪観測,波浪統計,GPS波浪計
全文 No.1333.pdf(PDF/10.4MB)

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