振子型流速計の開発

発行年月 2009年6月 港湾空港技術研究所 資料 1198
執筆者 鈴木崇之
所属 海洋・水工部 沿岸土砂管理研究チーム
要旨 茨城県波崎海岸に位置する波崎海洋研究施設において,直径20 cmの受感球(フロート)を用いた常時観測可能な流速計の開発を行った.受感球は直径22 mmの円柱鋼材に固定した上で桟橋上から下ろし水面下約0.6 mの水中に留まらせ,砕波などによって受感球が空中に飛び出ないようにした.桟橋上においては,この円柱鋼材の端部を自由ヒンジとしている.この円柱鋼材に3本のワイヤーを括り付け,それぞれを引張型ロードセルに接続し,支柱の傾きにより発生する3方向の引張力の関係を解析することにより流速値を計算する.本観測システムの適用性の検証は,ほぼ同地点に設置した電磁流速計の出力値を用いて行った.観測は計28日間実施され,期間中,電磁流速計は地形変化に伴い砂中に埋没し欠測が出たけれども,本観測システムは欠測することなく常時観測された.沿岸流速は,本観測システムにより高波浪,低波浪に関わらず高い精度で評価できることが分かった.一方,岸沖流速については,本観測システムを波の影響を強く受ける砕波帯内に設置したこともあり,精度が低く評価することはできないことがわかった.
全文 no1198.pdf(PDF/6.5MB)

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