海洋短波レーダによる津波観測の実現に向けた吹送流推定システムの検討

発行年月 2009年6月 港湾空港技術研究所 資料 1197
執筆者 渡辺一也,冨田孝史
所属 津波防災研究センター 特別研究員
要旨  近年,日本の沿岸部においては大地震の発生により津波が来襲することが懸念されている.沿岸に来襲する津波を把握できれば,それは防災体制の構築等に有用である.実際,津波の沖合観測に向けてGPS波浪計も設置されているが,さらに沖合における観測技術として海洋短波レーダがある.これは面的に海面の表層成分の流れを観測するものである.しかし,実際に観測データから津波を検出するためには,海洋に存在する様々な周期の流れ成分を除去する必要があり,特に津波と同程度の周期帯にある吹送流の除去が鍵となる.
 海洋短波レーダによる観測データから吹送流をリアルタイムに除去する手法を構築した.吹送流の推定においては,流速のデータと併せて海上風のデータも必要となるが,従来の風速計による海上風計測では,観測塔やブイを利用して風速計や流速計を設置するために設置場所が限られるので,データの取得は困難なことが予想される.そのため,そういった場合においても使
用できるように海洋短波レーダから得られる情報のみを利用した自己完結型の吹送流除去手法についての検討も行った.
全文 no1197.pdf(PDF/1.1MB)

発行年一覧を表示/検索

条件を入力して検索する

ページの先頭へ戻る