ゴムチップ混合固化処理土のせん断時の破壊メカニズム

発行年月 2006年6月 港湾空港技術研究所 報告 045-02-04
執筆者 菊池喜昭,永留健,御手洗義夫
所属 地盤・構造部 基礎工研究チーム
要旨  本研究では,マイクロフォーカスX 線CT スキャナを用いて,ゴムチップ混合固化処理土のせん断変形時における内部構造の変化と透水係数の変化を検討した.ここでは,X線CT スキャナを用いて,供試体の密度分布を求め,ゴムチップ混合固化処理土供試体の内部構造やせん断中の亀裂の進展状況を非破壊で観察した.また,圧縮せん断のいくつかの段階で透水試験を行い,せん断の進行に伴う透水係数の変化について検討した.
 ゴムチップ混合固化処理土の工学的性質についてわかった新たな知見は以下のとおりである.
1)ゴムチップの体積混入率が29%程度以下であれば.ゴムチップは固化処理土中に均一に混入させることができ,また,個々のゴムチップは固化処理土中に浮いた状況となる.
2)ゴムチップを混入させることで,固化処理土をせん断した時に発生する亀裂の状態を変えることができる.すなわち,固化処理土では,大きな亀裂が数本直線状に入るのに対し,ゴムチップ混合固化処理土をせん断したときに生じる亀裂は多数網目状となり,ひずみの増加とともに新しい亀裂が次々と発生する傾向にある.
3)ゴムチップ混合固化処理土では,せん断変形過程での透水係数の上昇が,固化処理土に比べて小さくなる傾向にある.
全文 vol045-no02-04.pdf(PDF/7.1MB)

発行年一覧を表示/検索

条件を入力して検索する

ページの先頭へ戻る