リーフ上の堤体に作用する波力実験

発行年月 1974年6月 港湾空港技術研究所 資料 0189
執筆者 伊藤喜行,谷本勝利,小舟浩治,北谷高雄,轟正彦
所属 水工部 水工部長
要旨  珊瑚礁などのリーフ付近では水深が急変するため,構造物に作用する波力も通常の海底地形条件のものとは異なる.本研究はリーフ上および背後における波力の場所的変化を把握し,特に背後に設置された堤体に作用する設計波力を求めるために実施したものである.主として2種のリーフ形状について,波浪条件,リーフ天端上水深を変化させた2次元実験の結果から,波圧算定式を求めている.さらに,実際の設計において問題となる平面的要素の影響を把握するため,3次元模型実験による検討も行なっている.
 これらの実験結果から,波力の場所的変化について言えば,砕波点からある程度岸側に後退すれば,ほぼ一定値となることが知られた.またこの領域における波圧強度p/woHoをもとめれば,リーフ天端上水深にかかわらず,Ho=6mの場合には0.7,Ho=10mの場合には0.5となる.
全文 no0189.pdf(PDF/990KB)

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