衝撃荷重の測定について-減衰振動系の衝撃応答特性-

発行年月 1967年11月 港湾空港技術研究所 資料 0033
執筆者 合田良実
所属 水工部 波浪研究室
要旨  衝撃荷重の測定,あるいは衝撃荷重の作用を受ける構造物の応力解析などでは,衝撃に対する応答を考えなければならない.このための検討資料として,1自由度減衰振動系を取り上げ,これに短形,三角形(前傾,対称,後傾),正弦波形,逆余弦波形,減衰正弦波形などの衝撃パルスが作用したときの応答波形を求め,これを各種の振動数比,減衰定数に対して計算して,この結果を10枚の衝撃応答スペクトル図としてとりまとめた.
 衝撃応答の一つの特徴は,定常強制振動のような共振を生じないことで,衝撃荷重による最大変位はその荷重が静的に作用したときの2倍以下である.また,衝撃荷重の作用時間が振動系の固有周期の約0.3倍以下であれば,応答波形は衝撃荷重の力積に比例した振幅の自由振動となり,衝撃波形そのものには関係しなくなる.さらに,衝撃荷重の測定においては,ピックアップの減衰定数ができるだけ大きい方が望ましく,場合によってはピックアップの1/2程度の低い振動数のガルバノメーターを用いた方が良いこと,などの結果が示された.また,ピックアップの取付部材は,それ自身の固有振動数を高めるばかりでなくその重量も大きく設計しなければ,衝撃荷重の測定値に悪影響があることも示されている.
全文 no0033.pdf(PDF/3.1MB)

発行年一覧を表示/検索

条件を入力して検索する

ページの先頭へ戻る