2019年 濱口(はまぐち)梧陵(ごりょう)国際賞(国土交通大臣賞)の受賞者が決定

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2019年 濱口梧陵国際賞(国土交通大臣賞)の受賞者が決定 ~国外から1名、国内から1名~

津波・高潮等に対する防災・減災に関して顕著な功績を挙げた国内外の個人又は、団体を表彰する「濱口梧陵国際賞」(国土交通大臣賞)について、2019年の受賞者が決定されました。授賞式及び記念講演会は10月29日に行われます。

濱口梧陵国際賞は、我が国の津波防災の日である11月5日が2015年の国連総会において「世界津波の日」として、制定されたことを受け、沿岸防災技術に係る国内外で啓発及び普及促進を図るべく、国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会によって2016年に創設された国際的な賞です。今般、2019年の受賞者が次の2名に決定され、受賞式及び記念講演会が下記の通り開催されますので、お知らせします。

〈濱口梧陵について〉 
現在の和歌山県広川町で生誕。安政元年(1854年)突如大地震が発生、大津波が一帯を襲いました。このとき梧陵は、稲むら(稲束を積み重ねたもの)に火を放ち、この火を目印に村人を誘導、安全な場所に避難させました。その後も被災者用の小屋の建設、防波堤の築造等の復興にも取り組み、後の津波による被害を最小限に抑えたと言われています。

稲むらの火(資料提供:内閣府防災担当)

稲むらの火(資料提供:内閣府防災担当)

(1)日 時 令和元年10月29日(火) 16時00分~(授賞式)、16時45分~(記念講演会)
(2)場 所 海運クラブ(東京都千代田区平河町2丁目6-4 海運ビル)
(3)受賞者 2名

〇柴山 知也 早稲田大学教授/横浜国立大学名誉教授
40年以上にわたって津波、高潮、高波による沿岸域の被災機構を解明する研究を現地調査、数値予測、水理実験などの手法を用いて推進。2010年チリ津波、2011年東北地方太平洋沖地震津波などで、調査隊長を歴任。

〇Ahmet Cevdet Yalciner教授 中東工科大学(トルコ)
数十に及ぶ国際科学プロジェクトを通じて、津波の数値解析、津波への認識の向上、津波対策などにおいて多大な貢献。2004年以降、ユネスコにおける多くの津波事後調査チームを指揮。

  • 上記の時間は変更となることがあります。
  • 当日は、撮影が可能です。撮影を希望される報道関係者は別紙3「申込用紙」に必要な事項を記入のうえ、10月25日(金)12時までにFAXでお申し込みください。
  • 当日は15時50分までに会場にて受付をお願いします。

<添付資料>

【お問い合わせ先】
   国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
   国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会事務局 藤原 
   電話: 046-844-5040(直通)  FAX: 046-844-5072