2017年 濱口梧陵国際賞受賞者 Julio Kuroiwa ペルー国立工科大学名誉教授 ご逝去のおしらせ

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2017年濱口梧陵国際賞受賞者の「Julio Kuroiwa ペルー国立工科大学名誉教授」におきましては、83歳で永眠されたと連絡を受けました。

ここに謹んでお知らせをいたします。

 

〈2017年受賞時点のKuroiwa教授のご功績は、以下のとおりです〉

Kuroiwa教授は、国連および政府のコンサルタントとして、コロンビアのTumaco、エクアドルのSalinas、およびペルーの南西海岸における津波被害の軽減計画の策定に貢献されました。Kuroiwa教授の提案した災害リスク低減管理(DRRM)は、2010年にペルーの国家政策となり、現在ではすべての技術プロジェクトにおいてDRRMの要素を取り入れることが求められています。

2012年からは、Lima - Callao地下鉄のターミナル駅や、海岸近くにあるリマ国際空港の新滑走路下のトンネルなど数多くの建築物、インフラ施設、都市などにおいて津波の影響を軽減するための重要なプロジェクトにコンサルタントとして参画されていました。

Kuroiwa教授は、「地域社会の災害リスクを軽減するための積極的な取り組みと災害リスク軽減の提唱者」として国連笹川防災賞を受賞しております。

 

 

2017年濱口梧陵国際賞の授賞式の様子は、下記別添ファイルをご覧下さい。