2026/1/28
野津
松補正によるK-NET塩竃(2004年移設後)のサイト増幅特性

K-NET塩竃は2004年1月17日に移設されており,移設後のK-NET塩竃のサイト増幅特性は港空研資料No.1112では算定されていない.そこで,東日本大震災後に仙台-Gとの中小地震観測記録のフーリエスペクトル比に基づいてK-NET塩竃(2004年移設後)におけるサイト増幅特性の評価を行った.具体的には

1.2004年1月17日から2011年3月10日までの間に発生
2.M5.0以上M7.0未満
3.深さ60km以下
4.仙台-GとK-NET塩竃の両者で記録が得られている

以上の4条件を満足する6地震に対し,K-NET塩竃と仙台-Gにおけるフーリエスペクトルの比を計算し(図-1),これに仙台-Gにおける既往のサイト増幅特性(港空研資料No.1112)を乗じることにより, K-NET塩竃(2004年移設後)におけるサイト増幅特性の評価を行った.結果を図-2に示す.得られたサイト増幅特性は4Hz付近にピークを有するものとなっている.ただし,K-NET塩竃は2020年に再度移設されているので注意を要する.


図-1 K-NET塩竃(2004年移設後)の仙台-Gに対するスペクトル比


図-2 K-NET塩竃(2004年移設後)のサイト増幅特性(地震基盤~地表)(仙台-Gとの比較)