港湾鋼構造物の防食方法・防食設計の合理化に関する検討

港湾鋼構造物には,一般に電気防食と被覆防食の2種類が施されて,海洋環境下における長期耐久性が確保されています。電気防食工法については設計法が概ね確立されつつありますが,海底土中部に対する防食電流密度の設定に検討の余地があるなど,設計手法のさらなる高度化が求められています。また,被覆防食工法については材料ごとに耐用年数が暴露実験結果等により設定されているものの,防食性能を考慮した設計や予防保全的な維持管理が行われているとはいえないのが現状です。

本研究では,港湾鋼構造物に適用される電気防食の設計手法の高度化のための検討を行うとともに,防食性能を考慮した被覆防食の設計・維持管理手法について検討を行うことを目標としています。
主な内容は以下の5つです。

  1. 金属被覆工法を併用した場合の電気防食設計法に関する検討
  2. 海底土中部における防食電流密度の適切な設定方法に関する実験
  3. 過去の被覆防食に関する調査データの収集整理による防食性能の定量化およびその評価手法に関する検討
  4. 海洋環境下における被覆防食工の暴露実験および劣化促進実験による長期耐久性の評価
  5. 防食性能に着目した被覆防食工法に対する性能照査型設計法の検討

参考:鋼管杭の長期防食に関する共同研究についてはこちらをどうぞ

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