地盤研究領域 土質研究グループ

デジタル顕微鏡(CCD)

Soil Mechanics and Geo-Environment Group

デジタル顕微鏡は、対象物表面を拡大観察できる電子顕微鏡の一種であり、土質の分野のみならず美容・医学といった様々な分野でも使用されている。観察倍率は使用するレンズの組み合わせによって大きく異なる。写真-1は港湾空港技術研究所が保有しているデジタル顕微鏡(キーエンス製:VH-6300)である。

写真-1  デジタル顕微鏡

写真-1  デジタル顕微鏡

所有しているデジタル顕微鏡は、90万画素のCCDカメラでの高画質カラー画像が得ることができ、対象物を目視に近いありのままの状態で観察することが可能である。

レンズの被写界深度が浅いため、高低差が大きい試料の観察においては、画像に不鮮明な箇所がでてくる可能性が高い。近年では、レーザー顕微鏡と同じシステムを組み入れることにより、高深度・中間深度・低深度の画像をそれぞれ抽出し、全体的に焦点の画像を観察できる装置も開発されている。

デジタル顕微鏡で観察した砂の画像(写真-2)、気泡混合処理土(写真-3)の画像を下に示す。

写真-2  砂のデジタル顕微鏡写真

写真-2  砂のデジタル顕微鏡写真

写真-3  気泡混合処理土のデジタル顕微鏡写真

写真-3  気泡混合処理土のデジタル顕微鏡写真