「フラップゲート式陸閘の開発」が「第18回国土技術開発賞優秀賞」を受賞

港空研が日立造船、早稲田大学清宮理教授、京都大学間瀬肇教授、国土交通省四国地方整備局らとともに開発したフラップゲート式陸閘が「第18回国土技術開発賞優秀賞」を受賞し、7月26日に表彰式が行われました。

国土技術開発賞は、建設産業における広範な新技術を対象として、技術開発の効果、汎用性、新規性などの観点から特に優れるものを国土交通大臣が表彰するものです。港空研が携わったものとしては、2013年に優秀賞を受賞した「2段タイ材地下施工法」に続く受賞となりました。

フラップゲート式陸閘は、津波による浸水時の浮力を利用して防潮堤開口部を自動閉鎖するもので、

  • 操作員が危険にさらされることがなく、操作ミスや操作忘れ、操作遅れによるリスクも回避できる
  • 津波来襲前に閉鎖する必要がなく、津波の到達直前まで避難路として使用可能である
  • 遠隔操作方式と比較してメンテナンスが容易で、維持管理負担が大幅に縮減される

といった特長があります。

フラップゲートに関する研究は、高潮対策のため海底に設置する可動式防波堤として2003年から始まり、基本性能や浮上時の挙動等に関する研究、実海域での実証試験を経て、高潮・津波対策としての基礎技術が確立されました。フラップゲート式陸閘は、これらの知見を活用しつつ、陸上設置に伴う様々な課題を克服して実用化されたものです。2016年4月1日現在、徳島県鳴門市の撫養港海岸などで全34門が完成しており、今後も整備が進められる予定となっています。

 

 

 

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