風浪の発達に関する実験的検討

発行年月 1963年6月 港湾空港技術研究所 報告 000-02
執筆者 浜田徳一,柴山煒彦,加藤始
所属 水工部 水理研究室
要旨  風波発達の機構,その時の水面上の風の性質につき,大型の風洞附造波水路を用いて調べたものである.実験に際してはアナログ型のスペクトル分析装置が用いられ,又定常状態の記録として継続時間を十分にとり精度をあげたため,信頼出来る記録が得られた.波高,周期の度数分布が風速別に得られている.
 風速について言えば,抵抗係数は外洋の場合に近いものが得られ,その傾向も同様であるが,主として粗度に関すると考えられる常数Z0は外洋の場合よりやや小さく現れている.
 波形スペクトルムの高周波部分はf-nにおいて常にn>5となり,フェシチの増大にともなう波の発達とともに,高周波部分では相当大きな減衰が見られる.波形スペクトルムについての増巾係数の検討の結果は低周波領域では大体 J. W. Miles(1960)の理論値に近い増巾係数が得られるが,その分布傾向については更に検討を要する事があきらかになった.
 この増巾係数は又圧力抵抗と関係づけられるが,それについての計算の結果は増巾係数の分布が,低周波部分から高周波部分へと減少している事を示唆する.最後に波形スペクトルムの形状と増巾係数との関係についての実験値にもとづく推定が示されている.
全文 vol000-no02.pdf(PDF/742KB)

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