マイクロコズムとセジメントトラップとを用いた沿岸域での浮遊粒子挙動の観測

発行年月 1987年6月 港湾空港技術研究所 報告 026-02-09
執筆者 細川恭史,三好英一,関根好幸,堀江毅
所属 水工部 高潮津波研究室
要旨  東京湾湾口の久里浜湾沖に,透明ビニルシート製容積約4m3のマイクロコズムと3層に捕集筒を垂下させたセジメントトラップとを設置し,この海域の夏期における浮遊粒子の挙動を観測している.マイクロコズム内の水質や粒状物濃度などの変化からプランクトンの動態を観察でき,セジメントトラップとマイクロコズム内沈降物との比較から粒状物の沈降特性や組成を検討している.
 観測の結果,当該海域では珪藻が実験期間卓越し,赤潮状態を呈していたこと,浮遊粒子の主体は藻もしくはこれの分解途上物であること,浮遊粒子の濃度の変化には藻の分解や沈降の作用が大きく動物プランクトンの捕食作用は小さいことが判明した.また植物プランクトン等の沈降速度はちいさいが,浅い沿岸域ではより無機的な底泥粒子の巻き上りに伴う大きな沈降フラックスがあることなどがわかった.同時にいくつかの付随実験や観測を組み合わせると観測結果をうまく説明できる事を示した.
全文 vol026-no02-09.pdf(PDF/4.6MB)

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