減衰域における風波の研究

発行年月 1964年4月 港湾空港技術研究所 報告 000-05
執筆者 光易恒,木村久雄
所属 水工部 水理研究室
要旨  この研究は風波の減衰機構を調べるために行われた実験的研究で,ウネリの発生不規則波の減衰等に関連をもつ研究である.
 研究は台風防災実験水路を使用して行われ,減衰領域(無風領域)における風波の統計的性質の変化,平均波高及び平均周期の変化及び風波のスペクトルの変化,更にこれらの相互関係等が主として調べられた.
 この結果,減衰領域における風波はその統計的性質が次第にガウス分布のそれに漸近して行く事,スペクトルの変形に対応して波高の減衰及び周期の増大が生ずる事等が明らかされた.また,スペクトルの減衰に関しては高い周波数領域はほぼ分子粘性による減衰に等しい事がたしかめられた.しかしながらエネルギーの集中している周波数領域では減衰量は分子粘性によるものよりはるかに多く,しかも各種の興味ある事実が見出された.例えば,砕波の関連あるものと思われるエネルギーの低周波成分への移行,いちじるしい波の非線形型や表面張力波に関連あると思われるエネルギーの減衰等がそれであるが,これらに関しては今後の研究が必要である.
全文 vol000-no05.pdf(PDF/959KB)

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