港空研について 研究施設のご紹介

環境インテリジェント水槽

沿岸域の複雑な流れや波は、その海域の地形や構造物あるいは環境に大きな影響を及ぼしています。この施設では、沿岸の複雑な自然環境(波・流れ場)を再現します。2つの側面とそのコーナー部に幅60㎝の造波板を持つ94台の造波機を配置し、様々な方向へ進む不規則な波を発生させることができます。また、水槽の全周に幅1200㎜、高さ100㎜の流れ発生孔を78個有しており、沿岸の様々な流れを波と同時に再現することができます。

環境インテリジェント水槽の画像

環境インテリジェント水槽

主な仕様

  1. 水槽 主水槽:短辺29m × 長辺36m × 深さ1.3m
    周回水槽:長さ155m × 幅2m
  2. 多方向不規則波造波装置:94台
    最大発生波高: 0.3m (最大水深1.0m時)
    造波周期: 0.7~3.0s (風波・うねり,長周期波)
  3. 潮流発生装置
    流れ発生孔(1200㎜×100㎜):78台 (水槽全周)
    最大発生流速:0.3m/s (振動流の片振幅)

水槽全景

模型設置状況の画像

模型設置状況

主に施設を利用している研究グループ