港空研について 研究施設のご紹介

遠心模型実験装置

力を受けて現地の地盤が変形する現象や破壊に対する安全性を予測するために模型実験が行われますが、実物よりも小さな模型では地盤内での力が小さく、実際の現象を正しく把握できません。この施設では、模型地盤に大きな遠心力を加えて実物相当の力を地盤内に発生させ、現地での変形挙動を再現します。最大で2.7トンを超える模型を搭載し、重力の100倍以上の遠心力を作用させることができる大型の施設です。地震動や波・流れを起こす装置も搭載されており、遠心力を加えた状態で模型地盤に地震力を作用させたり、波や流れを起こしたりすることが可能です。

詳細:Takahashi, H., Fujii, N., Morikawa, Y., Takano, D.: Development of Hydro-Geotechnical Centrifuge PARI Mark II-R, Technical Note of the Port and Airport Research Institute, No. 1353, 2019.

遠心模型実験装置本体

遠心模型実験装置本体

遠心模型実験装置の建屋

遠心模型実験装置の建屋

主に施設を利用している研究グループ